育児

育児休業給付でパパが育児休暇中でも収入を確保しよう!【実際にした申請手順あり】

「育児休業給付ってなに?どうしたらもらえるの?どの程度の金額になるの?わかりやすく教えてほしい!」

 

こんな疑問にお答えします。

 

本記事の内容

・育児休業給付とは?

・給付金について

・申請手順

 

本記事の信頼性

Saipapa
この記事を書いている僕は、娘(4才)と息子(0才)で、現在パパ歴4年6ヶ月ほど。 二人目が産まれた際に必要性を感じて半年間の育児休業を取得しています。 その際に実際に育児休業給付金を申請して受給しています。

 

今回は、実際にやった育児休業給付金の支給申請の流れや、給付される金額について解説していきます。

また、僕は産後パパ育休などは取得しておらず、従来の育児休業を取得しています。

この記事はその実体験となりますのでご了承ください。

 

では、最後までじっくりと読んで参考にしてみてください。

 

育児休業給付とは?

 

まずは、育児休業給付についてご説明していきます。

 

育児休業給付とは、育児休業を取得して給料が発生していない期間に、収入を補うために給付金が支給される制度

 

Saipapa
要は『休業して給料が会社から出ない代わりに雇用保険から給付金を振込みますよ』という制度ですね。

 

育児休業給付には二種類あります。

 

・出生時育児休業給付金

・育児休業給付金

 

僕が申請したのは育児休業給付金なのでこの記事ではそちらを解説しています。

雇用保険から支給されるので、支給されるにはいくつか条件があります。

どのような条件かは後述しますので確認してみてください。

 

給付金について

ここでは給付金の計算方法、支給されるための条件、課税や保険料について解説します。

給付金の計算方法

 

育児休業給付金は一律で金額が決まっているわけではありません。

育児休業取得者の休業開始時賃金日額で決まります。

 

休業開始賃金日額って?

原則として育児休業開始前6ヵ月間の給与を180日で割った金額のことです。

 

所得税や雇用保険などが引かれていない給料の総支給額をベースにします。

(賞与は含まれません)

休業開始時賃金日額がわかったら下記の計算式で計算します。

 

支給額=休業開始時賃金日額✖️支給日数✖️67%(育児休業の181日以降は50%)

 

計算が不安という方は、「育児休業給付金 計算」と検索すれば自動計算をしてくれるサイトがあるので確認してみてください。

 

ちなみに賃金月額が約35万円だと、67%で23〜24万円ほど。50%だと17〜18万円ほどになります。

 

給付金支給の条件

 

育児休業給付金を支給されるには条件があります。

 

①育休開始前の2年以内に11日以上勤務している日が12か月以上ある

②育休中の1か月ごとに育休開始前の給料の8割以上の賃金が支払われていない

③育休中の就業日数が1か月のうち10日以内もしくは80時間以下

 

①は病気休暇や介護休暇などを取得して長期で休んでいなければ大抵は問題ないはずです。

また、転職前から雇用保険に入っている状態だったら、転職して間もなくても条件は満たしていることになります。

②と③は育児休業中に就業しなければ問題ありません。

事情があり就業する方は条件から外れないように注意しましょう。

 

給付金の課税や保険料について

 

給付金は非課税です。

所得税、社会保険料、雇用保険料は引かれません。

また、翌年度の住民税算定額に含まれません。

一点注意です。

Saipapa
育児休業中でも、昨年度の住民税算定額により今年度の住民税は発生しているはずです。

そちらは育児休業中でも納めなければなりません。

 

育児休業給付金の申請手順

 

申請には2つの方法があります。

①会社を通して申請をする。

②個人で申請をする。

 

私は会社を通じて申請をしました。

会社を通した際に私が育児休業給付を支給された流れは次の通りです。

会社によって流れが異なる場合があるのでご了承ください。

 

育児休業給付を希望している旨を会社に伝える→育児休業給付受給資格確認手続のために必要書類を記載して返信する→会社が事業所の所在地を管轄するハローワークに提出する→希望した振込先へ振込される

 

それぞれ解説していきます。

 

育児休業給付を希望している旨を会社に伝える

 

育児休業給付は会社からハローワークに手続きをしてもらうことになっています。

私は会社の方から『申請しますよね?』と声かけがあったのですが、もしも給付申請の話が出なかったらこちらから声をかけるようにしましょう。

初回の申請期限日は『育児休業の開始日から4ヶ月を経過する日を含む月の末日』となっています。

※申請期限を過ぎてしまっても2年の時効期間内であれば申請できますが、家計の圧迫に繋がるので忘れず申請しましょう。

 

初回申請期限の例

・1/1;育児休業開始日

・5/1:育児休業の開始日から4ヶ月経過

・5/30:初回の給付金の申請期限日

 

育児休業給付受給資格確認手続のために必要書類を記載して会社に提出する

 

育児休業給付受給資格確認票へ記載をして会社へ提出します。

僕はメールで会社から案内が来ました。

以下、私が行った手順です。

 

①ハローワーク インターネットサービスの育児休業給付受給資格確認票・(初回)育児休業給付金支給申請書へアクセス。

 

②「個人情報の取扱いに同意」にチェック

※チェックしないと次へ進めません

 

③「内容を入力して印刷ボタン」をクリック

 

④被保険者番号・資格取得年月日等必要な情報を

できる限り入力(*1)

(事業所番号は会社ごとに割り振られている番号なので不明であれば聞いてみてください)

 

⑥「帳票作成」をクリック

 

⑦PDFファイルで保存し、会社へ送信。

 

以上です。

 

 

会社が事業所の所在地を管轄するハローワークに提出する

 

流れの確認のため記載していますが、

後は会社で手続きしてくれるのでこちらが行うことはありません。

Saipapa
育児でこちらはバタバタしているのでありがたいですね

 

約1ヶ月後に希望した振込先へ支給された

 

私が手続きした時は、2/15に会社に書類を提出して、ハローワークから振り込まれたのが3/16でした。

育児休業に入ってすぐに支給されるわけではないので注意です。

特に初回は支給要件の資格確認があるので時間がかかります

2回目以降は資格確認がないので、もっと早く支給されます。

 

まとめ:育児休業給付金をしっかりと申請して、育児休業中の家計負担を減らそう

 

ポイント

・育児休業給付は収入を補うために給付金が支給される制度

・支給額は、休業開始時賃金日額✖️支給日数✖️67%(育児休業の181日以降は50%) で計算

・育児休業給付金を支給されるには条件がある

・非課税で所得税、社会保険料、雇用保険料は引かれず。翌年の住民税算定額も含まれない。

・申請は基本的に会社を通して行う

 

最後まで、本記事をお読みいただきありがとうございます。

 

今回は2023年4月時点の育児休業給付金について、僕が実際に行った申請手順を踏まえながら解説してきました。

 

育児休業は国も本腰を上げて取り組んでいます。育児休業給付金の増額も検討しているとの報道もあるので、その時の制度がどのようになっているかを確認してみましょう。

 

今回は以上です。

 

 

  • この記事を書いた人

saipapa

4才と0才の父親です。 長年教員をしていましたが、働き方を見直して30代半ばでシステムエンジニアへ転職。 今は育児休業を2023年12月から9ヶ月間取得して育児奮闘中です。 育児休業から得た家事育児のこと、転職のことを経験を踏まえて発信しています。

-育児