育児

【体験談】二児のパパが半年間の育児休業を取得!取得したメリットとデメリットをお伝えします

「男性の育児休業が推進されているけど、取得するにはどうしたらいいの?収入が減るって聞くけどどうなの?取得した体験談をわかりやすく教えてほしい!」

 

こんな疑問にお答えします。

 

本記事の内容

・育児休業とは?

・育児休暇の取得方法

・経験してわかった育児休業のメリット・デメリット

 

本記事の信頼性

Saipapa

この記事を書いている僕は、娘(4才)と息子(0才)で、現在パパ歴4年6ヶ月ほど。

一人目の時は取得できませんでしたが、二人目が産まれた際に必要性を感じて半年間の育児休業を取得しました。

 

今回は、取得までにしたことや実際の生活の体験談をお話ししていきます。

 

先に結論を書いておくと、育休を取得して本当に良かったです。下記が取得して良かったことです。

 

取得して良かったこと

①:妻の負担を減らせる

②:我が子の成長に最初から携われる

③:家事のコツが掴める

④:家族の一日の生活がわかる

⑤:収入は激減ではない

 

育児休暇を取得して家事や育児を頑張りたいという方は、最後までじっくりと読んで参考にしてみてください。

 

 

そもそも、育児休業とは?

 

まずは、育児休業についてご説明していきます。

 

育児休業とは、育児・介護休業法に定められた両立支援制度

 

厚生労働省が提供しているサイト

『イクメンプロジェクト』

には上記のように書かれています。

 

要は『仕事と育児を両立できるよう国が支援しますよ』という法律ですね。

 

政府も男性の育児参加を推進しようと様々な改正を行っています。

どのような制度になっているか、その時点での制度を確認しましょう。

 

育児休業を取得するにはどうすればよいか

私が育児休業を取得した流れは次の通りです。

 

どのような制度かを調べる → 収入はどうなるのか確認する → 会社に相談する → 家族に相談する → 会社に報告する

 

それぞれ解説していきます。

 

どのような制度か調べる

 

前述したように法律は改正されます。

なので、取得を考えている時にどのような制度になっているかをしっかり確認する必要があります。私が取得を考えていた時は『産後パパ育休』の制度が施行されるタイミングでもあったので、従来の育児休暇からさらに複雑化してしまっていました。

私は従来の育児休業を取得しましたが、自分はどの制度で育児休業を取得するべきかをよく調べておくことが重要です。

会社の就業規則に育児休業について記載されているはずなので、確認してみてください。

 

収入はどうなるのか確認する

 

育児休暇を取得すると、基本的には会社からの給料は発生しません。

代わりに育児休業給付金を申請して、支給してもらうことになります。

(大抵、会社から申請書類の連絡があるはずですが、会社から連絡がない場合は注意を!)

 

厚生労働省が提供しているサイト

『イクメンプロジェクト』

には下記のように書かれています。

 

この育児休業給付金、育児休業期間中、賃金が支払われないなど一定の要件を満たす場合には、「育児休業給付金」が支給され、休業開始時賃金の67%(休業開始から6か月経過後は50%)が支給されます。

 

休業開始から6ヶ月経過後と書いてありますが、開始から180日までは67%で、181日からは50%として計算されます。

 

計算式は以下

支給額=休業開始時賃金日額✖️支給日数✖️67%(181日以降から50%)

 

休業開始時賃金日額って何…?と思われた方はこちらの別記事をぜひ参考にしてください。

 

育児休業中を取得する際の不安材料に収入がないからという方は非常に多いと思います。

ぜひしっかり確認をして、計画を立てましょう。

 

会社の上司に相談する

私は会社と相談して、育児休業を取得できそうなことがわかってから家族に相談しました。

 

「いやいや、育児休業を取得しようとしていることを、先に家族と相談してからがいいのでは?」という方もいらっしゃると思います。

家族に相談して

Saimama
「いやいや、取らないでいいよ。稼いできてよ。」

と言われてしまったら、せっかく会社に相談したのに…となってしまいますもんね。

ここで家族と相談してからがいいだろうという方は、とても家族を大切にされている方だと思います。

また、家族に相談して育児休業を取得すると確定させてから、会社に伝えるべきだという意見もわかります。

正直、どちらが先か正解というものはないです。

 

私が会社に相談してから家族に相談したのは、

『取得できるかもと思わせておいて、取得できなかったらがっかりさせるかも』と思ったからです。

育児休業は法律で定められている労働者の権利です。

希望者には取得させる義務が会社にはあるのですが、

やはり取得が中々難しい状況がある会社もあることも知っています。

ですので、取得すると決めたらできるだけ早く会社と相談して今後のことを決めていくのがいいと思います。

私は妻が安定期に入ってからすぐに相談しました。時期にしたら出産予定の半年ほど前です。

 

家族に相談する

ここは家庭のお話しです。

収入がなくなるわけではありませんが、間違いなく減ります。

ママはただでさえ子育てに不安を感じているので、

できるだけ不安を取り除いてあげられるようにしましょう。

 

例として私が妻に相談した内容ですが、

 

・育児休業が取得できそうなこと

・育児休業を取得する期間(予定)

・給付金は大体どの程度になりそうか

・家事や育児の分担はどうするか

 

特に休業を取得する期間と、その間の給付金の話はしっかりとしました。

上記の4点を相談した理由は、

 

・そもそも取得できるのかという不安を取り除くため

・収入が減ってしまう期間を明確にするため

・どれだけ休業前から収入が減るのか明確にするため

・生活はどのような形になるのか擦り合わせるため

 

これらを提示することによって、休業中の生活をイメージしやすくするためです。

イメージができないと先が見通せなく不安が増大してしまうので、

妻が今後をイメージできるようにして、不安を少しでも和らげるように話を進めました。

家計や育児など様々なことを家族で助け合っていくわけなので、

自分だけでどんどん話を進めてしまうのではなく、

しっかりと相談することが今後の信頼関係のためにも大切です。

 

経験してわかった育児休業のメリットとデメリット

 

このブログを読んでいる時点で、育児休暇の取得に興味がある方がほとんどだと思います。

ただ取得となると

Saipapa
『どう取得すればいいのか流れがよくわからない』

『収入はどうなってしまうのか』

といった不安が出てくると思います。私もそうでした。

 

私が実際に取得した際に感じたメリットとデメリットを簡単に紹介します。

 

育児休業のメリット

 

①:妻の負担を減らせる

②:我が子の成長に最初から携われる

③:家事のコツが掴める

④:家族の一日の生活がわかる

⑤:収入は激減ではない

 

それぞれ解説します。

 

・妻の負担を減らせる

私はこれが一番重要だと思っています。

 

出産で身も心も疲弊しているのに、出産したその日から母としての生活が始まります。

赤ちゃんには昼も夜もまだありません。

都度、授乳をしたりオムツを変えたりするために自分がゆっくりする時間も中々ありません。

出産までに、つわりや段々と重たくなる体で頑張ってきて、さらに睡眠不足や授乳で体力を削られるわけです。

(母乳は血液からできているので授乳でも栄養をもっていかれます)

Saimama
ねむい…

ですが、育児休暇を取得すれば授乳以外はパパでもできます。(授乳もミルクにすればできます!)

疲弊すると心に余裕がなくなりますよね。家族の心の余裕を作るためにも積極的に家事・育児を進めましょう。

どんなことを進めればいいかよくわからないという方は、ぜひこちらの別記事を読んでみてください。

 

・我が子の成長に最初から携われる

1人目の時には取得しませんでしたが、今では後悔しています。

それほど今は取得して良かったと思っています。

新生児から1日1日と小さな変化ではありますが成長が見られます。

次第に大きくなっていく体、豊かになる表情、わかりづらいことではありますが、しっかり信頼関係を築けたからかよく笑いかけてくれる(気がする)

小さいうちから我が子が成長していく姿を見られていることは、子どもがいる人生で大切な時間だと感じています。

 

・家事のコツが掴める

家事の時間ができるので、最初は難しくても次第にコツが掴めます。

何事も最初はわからないですが、回数をこなして次第にコツがわかるとスムーズにできます。

家事も同じです。

わからないことだと、つい任せた方が効率的だと考えてしまいますが、誰もができるようになっておいて損はありません。

ママができるだけ休めるように積極的に取り組みましょう。

 

・家族の生活リズムがわかる

現時点での話にはなりますが、家族の生活リズムがわかります。

家事のコツにも繋がる話ですが、生活のリズムがわかると先回りをして家事を行うことができるので、

時間を考えて生活習慣を作ることができます。この生活習慣ですが育児をする上で非常に重要です。

こちらの記事で詳しく解説しているのでぜひ読んでみてください。

 

・収入がなくなるわけではない

「え?収入減るんでしょ?デメリットじゃん」

と思われる方も多いでしょう。

間違いなく収入は減るのですが、家族との時間ができる上に収入も一定額は得られるということなのでメリットとしました。

 

育児休業のデメリット

 

①収入が減る

②仕事を休むことで職場に影響が出る

 

私が取得して感じたのは上記の2つです。

それぞれ解説します。

 

・収入が減る

育児休業給付金があるとはいえ、入る額は67%(181日以降は50%)なので収入が減ります。

 

・仕事を休むことで影響が出る

仕事を休業するわけなので、出世などに影響があると言われています。

育児休業を取得することで不利益を生じないようにという法律もありますが、

他に働いている方がいたら、そちらの評価が上がるわけなのでそれはそうですよね。

 

またデメリットとは言えませんが、

実際、いきなり家事をやろうと思っても、「自分の思ったようにできない」となったり、「どうしたらいいのかわからない」となったりすることが多いです。

 

ということを踏まえて、本記事では新米パパに家事のコツをご紹介していきます。

 

家事のコツ5つ

 

ここまで、育児休業や、育児休業取得の際のメリット・デメリットをご紹介してきました。

 

続いては、家事・育児のコツ5つを解説していきます。

 

家事・育児のコツ5つ

コツ①:育児でわからないことはまず自分で調べる

コツ②:家事でわからないことはママに素直に聞く

コツ③:ママの「産後の状態」を理解する

コツ④:とにかく積極的に行動をする

コツ⑤:自分の時間を作るためにママと相談する

 

コツ①:育児でわからないことはまず自分で調べる

 

ママに聞いた方がいいのでは?

相談することも大事ですが、新米パパということはママも新米ということです。

まずは自ら学ぶ姿勢が大切なのでコツの1つにしました。

パパが自分から育児についてしっかり調べて、参加しようとしてくれている。

この姿勢がママの気持ちを楽にしてあげられます。

インターネットでもたくさんの情報がありますが、おすすめは育児本です。

理由は、後述するおすすめの育児本でご説明しますね。

 

コツ②:家事でわからないことは素直にママに聞く

 

さっきは自分で学ぶ姿勢が大事って言ってたじゃん…。

 

はい。学ぶ姿勢はもちろん大事です。

では、なぜ家事だと聞くべきなのか、

 

家事は子どもが産まれる前から毎日取り組んでいたものだからです!

 

子どもがいなくても家事はします。

なので、産まれる前から各ご家庭で家事の流れが確立されていることが多いです。

子どもが産まれて流れが変わることももちろんありますが、大きくは変わらないはずです。

もしも普段あまり家事をする時間がなく育児休業に入ったパパさんがいたら、素直に聞いてみましょう。

答えてくれなかったら…自分なりに頑張りましょう!

 

コツ③:ママの「産後の状態」を理解する

 

ママの産後の状態ですが、大怪我をした状態で少なくとも1ヶ月は安静にしなければならない状態です。

帝王切開などでない限りは目に見える状態で怪我をしているという部分は見えません。

ですが、体の内部はボロボロな状態です。

目に見えないのでパパからは、

Saipapa
「またゴロゴロしてる…」「寝過ぎじゃない…?」

というように見えてしまうという声も聞きますが、

出産までに、つわりや段々と重たくなる体で頑張って、出産後も授乳や体の回復のために体力を使います。

とにかく出産後のママはゆっくり休ませてあげましょう。

 

コツ④:とにかく積極的に行動をする

 

口だけではなく、パパの決意を行動にしてママに示すことが大事です。

家事・育児に限った話ではありませんが、行動で示さなければ信頼を得ることは難しいです。

特に最初は何をしていいかわからないことも多いでしょう。

「それなら理解をしていて、できる人に任せた方が効率的だよ」と思いがちです。

ですが、それでは出来ないままです。

しっかり自分で取り組む。

取り組んでわからないことは調べたり聞いたりする。

それを踏まえてまた取り組む。

そうすることで自然にできるように必ずなります。

 

コツ⑤:自分の時間を作るためにママと相談する

 

頑張ることは大切ですが、頑張り過ぎないことです。

育児ではパパも疲弊します。

わからないことだらけな上に、夜泣き・ミルクをあげるなどで睡眠不足にもなります。

今まで自由だった時間もなくなるわけなので、思っている以上にストレスがかかります。

なので、たまには自分の時間を取るようにしましょう。

両親の心の余裕が子どもの育児にも良い影響を与えます。

 

まとめ:育児休業を取得して、家事・育児を通して豊かな人生を手に入れよう

 

最後まで、本記事をお読みいただきありがとうございます。

今回は、育児休業について、実体験を踏まえながら解説してきました。

家事・育児は行動すれば誰でも身につけられます!

行動すれば家族もみんな楽になります!

家族が楽になれば笑顔も増えて雰囲気が明るくなります!

私もこの記事が書き終わったら、家事育児に戻ります。

一緒に頑張っていきましょう!

 

今回は以上です。

  • この記事を書いた人

saipapa

4才と0才の父親です。 長年教員をしていましたが、働き方を見直して30代半ばでシステムエンジニアへ転職。 今は育児休業を2023年12月から9ヶ月間取得して育児奮闘中です。 育児休業から得た家事育児のこと、転職のことを経験を踏まえて発信しています。

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